この記事では、「遺志」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「遺志」の正しい読み方は「いし」と「ゆし」どちら
「遺」という漢字は訓読みでは「遺(のこ)す」や「遺(す)てる」、「遺(わす)れる」と読み、音読みでは「い」や「ゆい」と読みます。
そして、「志」という漢字は訓読みでは「こころざし」や「志(こころざ)す」、「志(しる)す」などと読み、音読みでは「し」と読みます。
「遺志」の場合、「遺」と「志」それぞれに音読みを当て、「いし」と読むのが正解です。
正しい読み方の結論
「遺志」の正しい読み方は「いし」になります。
「遺志」の意味
「遺志」とは、「故人が生前、果たすことができずに遺した志」を意味する言葉です。
「遺」という漢字は「遺志」や「遺産」に用いられているように「のこす」や「のこる」という意味のほか、「おとす」や「おちる」、「わすれる」、「すてる」、「残ったもの」、「おく」など多くの意味が含まれています。
そして、「志」は「遺志」や「志望」に用いられているように「心の目指すところ」という意味のほか、「寸志」や「篤志」のように「思いやる気持ち」、「地誌」や「三国志」のように「書き記したもの」などの意味が含まれる漢字です。
「遺志」の言葉の使い方や使われ方
・『父親の会社と遺志を引き継いだ彼は、事業を拡張させ、会社を大きく成長させた』
・『彼女の遺志は同僚たちへと託され、さらに後輩たちへと受け継がれていった』
・『無念の死を遂げた兄に代わって、弟がその遺志を果たすこととなった』
まとめ
・「遺志」の正しい読み方は「いし」になります。
・「遺志」とは、「故人が生前、果たすことができずに遺した志」を意味する言葉です。