「遺族」は人が亡くなった時に使う言葉ですが、具体的に何を指していてどう読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「遺族」の正しい読み方と意味について解説します。
「遺族」の正しい読み方は「いぞく」と「いそく」どちら
「遺族」という言葉の読み方として「いぞく」と「いそく」の2つが思い浮かびます。
「いぞく」と「いそく」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「遺族」の正しい読み方は「いぞく」です。
「遺」は「遺髪」【いはつ】「遺影」【いえい】など「い」と読みます。
「族」は「族長」【ぞくちょう】「同族」【どうぞく】など「ぞく」と読むます。
漢字の読み方を組み合わせた「いぞく」が「遺族」の正しい読み方です。
「族」を「そく」とは読まないので「遺族」を「いそく」と読むのは誤りです。
「遺族」の意味
「遺族」とは、「人が亡くなった後に残された身内」を指す言葉です。
亡くなった人の家族や親族を指し、冥土への旅路についていかず現世に遺されていることから「遺族」と呼ばれます。
一般的には子や孫などの血縁者や同居の家族を指しますが、法律的には生計を共にしていた配偶者や子、親や兄弟、祖父母や孫が「遺族」です。
広義では親族も含まれますが同居していたり介護に深く関わっていたりなどの理由がない限り通常は親族を「遺族」には含みません。
「遺族」の言葉の使い方や使われ方
・『葬儀の最後に遺族代表で喪主が挨拶した』
・『残された遺族の事を考えると胸が痛む』
・『労災で亡くなると遺族年金が支給される』
まとめ
「遺族」の正しい読み方は「いぞく」で「いそく」は誤った読み方です。
常識として知っておくべき言葉なので正しい読み方と意味を覚えておきましょう。