この記事では、「里」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「里」の正しい読み方は「り」と「さと」
「里」は音読みで「り」、訓読みで「さと」と読むのが正しい漢字です。
「里」には、「むらざと」「いなか」「婿や嫁の実家」「みちのり」などの意味が含まれています。
「里」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「里」の間違いやすい読み方は「ことわり」や「すじ」といえます。
「里」の字が含まれている「理」が上記のように読むことから混同してしまう可能性もありますが、誤読になります。
また、「くろ」や「こく」と読む「黒」も「里」と形が類似していますが、読み方は異なるので注意しましょう。
「里」を使った熟語
次に、「里」を取り入れた熟語の一部を紹介します。
「郷里」
「郷里」は「きょうり」と読む言葉で、「生まれ育ったところ」「故郷」や「村落」を意味します。
「郷里の両親」や「郷里からの電話」のように使われます。
「五里霧中」
「ごりむちゅう」と読む「五里霧中」は、「五里にわたって深い霧の中にいる」という意味があります。
「物事の状態や手掛かりなどが分からず、どのような手段や方針を取るべきか迷うこと」「手探り状態で何かをおこなうこと」の例えとして普及している四字熟語です。
「巴里」
「巴里」は「ぱり」と読む言葉で、「フランスの首都」を表します。
中世以降に西ヨーロッパの政治や経済、文化の中心地として発展し、現在は世界の芸術やファッション、流行などの発信地として有名です。
通常はカタカナで「パリ」と表記されます。
まとめ
「里」の正しい読み方は「り」と「さと」です。
形が類似している漢字と取り違えて読まないよう気をつけることが必要です。
「里」は多岐にわたる熟語に使用されていますので、併せてチェックしておきましょう。
ぜひ漢字の読み方を理解する参考にしてください。