「野武士」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「野武士」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「野武士」の正しい読み方は「のぶし」
「野武士」の正しい読み方は「のぶし」です。
「野」には「野山」【のやま】「枯野」【かれの】など「の」という読み方があります。
「武」は「武道」【ぶどう】「武器」【ぶき】など「ぶ」と読み「士」は「学士」【がくし】「技士」【ぎし】など「し」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「のぶし」が「野武士」の正しい読み方です。
「野武士」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「野武士」のよくある間違った読み方として挙がるのが「やぶし」「のむし」です。
「野」には「野生」【やせい】「荒野」【こうや】など「や」という読み方もあり「武」は「武蔵」【むさし】「天武」【てんむ】など「む」とも読みます。
どちらも「野武士」の読み方ではなく読み間違いに当たります。
「野武士」について説明
「野武士」とは、「山野に潜んで活動する武装した戦闘員」のことです。
鎌倉時代から江戸時代にかけて活躍した刀や槍などで武装し戦うことを生業にする人を「武士」といいます。
武士の中でも主君を持たずに徒党を組み山賊や追い剥ぎのような無法を働く者を「野武士」といいます。
本来は主君に仕えていない武士全般を指す言葉ですが、一般的にはアウトローや無法者など悪事を働く武士を指す意味で使われる表現です。
「野武士」の言葉の由来
「在野の武士」に由来します。
まとめ
「野武士」は現代には存在しませんが荒削りな人を指す比喩として使われています。
日常会話に登場することもあるので読み方と意味を知っておきましょう。