この記事では、「鎌」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「鎌」の正しい読み方は「れん」と「かま」
「鎌」は音読みで「れん」、訓読みで「かま」と読むのが正しい言葉です。
「鎌」には「かま」「草を刈る道具」という意味が含まれています。
「鎌」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「鎌」の間違いやすい読み方は「けん」や「か(ねる)」です。
「鎌」の右部分には「兼」が使われていますが、この「兼」は単独の漢字として「けん」や「か(ねる)」と読みます。
このため両者を取り違えて読んでしまうかもしれませんが、誤りとなります。
また、「鎌」とよく似た「謙」や「嫌」も「けん」と読みますが、混同しないよう区別して読むようにしましょう。
「鎌」を使った熟語
次に、「鎌」を使った熟語の一部を紹介します。
「鎌倉」
「鎌倉」は「かまくら」と読む言葉で、「神奈川県の南東部に位置する市の名称」を意味します。
「鎌倉幕府」が置かれていた地域としても知られ、鶴岡八幡宮や建長寺、長谷の大仏といった名所があります。
「鎌鼬」
「かまいたち」と読む「鎌鼬」は、「何の前触れもなく皮膚に鋭い切り傷ができる現象」を意味します。
かつてはイタチや妖怪の仕業とされてきましたが、現在は「空気の中に真空部分が発生した際、それに触れることで生じる」といわれています。
「鎌形包丁」
「鎌形包丁」は「かまがたほうちょう」または「かまがたぼうちょう」と読む言葉で、「刃先のみねが鎌のように丸くなっている包丁」を意味します。
刃の部分が非常に鋭く仕上げられており、野菜の繊維を崩さずに刻んだり削いだりするのに便利です。
関西地方で多く使用されています。
まとめ
「鎌」の正しい読み方は「れん」と「かま」です。
「けん」と読む「兼」や「謙」などと取り違えて読まないよう注意が必要です。
「鎌」が取り入れられた熟語もチェックしておきましょう。
ぜひ漢字の正しい読み方を覚える参考にしてください。