「閉庁」という言葉は役所関係で使う表現です。
この言葉は何を意味しどう読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「閉庁」の正しい読み方と意味について解説します。
「閉庁」の正しい読み方は「へいちょう」と「しちょう」どちら
「閉庁」という言葉の読み方を漢字の読みから推測すると「へいちょう」と「しちょう」の2つが思い浮かびます。
「へいちょう」と「しちょう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「閉庁」の正しい読み方は「へいちょう」です。
「閉」には「閉館」【へいかん】「閉口」【へいこう】など「へい」という読み方と、「閉め忘れ」【しめわすれ】「閉め切る」【しめきる】など「し」という読み方があります。
「庁」は「庁舎」【ちょうしゃ】「省庁」【しょうちょう】など「ちょう」と読みます。
それぞれの読み方を組み合わせると「へいちょう」と「しちょう」になりますが「閉庁」の正しい読み方は「へいちょう」です。
「閉庁」の意味
「閉庁」とは、「庁がその日の業務を終えて閉まること」もしくは「官庁が廃止されてなくなること」を意味する言葉です。
都道府県庁や警視庁など庁という名称の役所が業務を終えること、つまり庁が開いている時間が終わり閉まることを表します。
一般的には庁におけるその日の終わりを指しますが、官庁が廃止されて存在そのものが消えてなくなることも「閉庁」と表現します。
「閉庁」の言葉の使い方や使われ方
・『閉庁時間になる』
・『20時を過ぎているので都庁はもう閉庁している』
・『食糧庁は2003年に閉庁された』
まとめ
「閉庁」の正しい読み方は「へいちょう」で「しちょう」は間違った読み方です。
複数の意味を持つ言葉なので正しい読み方とそれぞれの意味をあわせて憶えておきましょう。