この記事では、「雑俳」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「雑俳」の正しい読み方は「ざっぱい」と「ざつはい」どちら
「雑俳」の読み方として推測できるものに、「ざっぱい」と「ざつはい」があります。
「ざっぱい」と「ざつはい」の二つの読み方のうち、「雑俳」の正しい読み方はどちらでしょうか。
正しい読み方の結論
「雑俳」の正しい読み方の結論は、「ざっぱい」が正しい読み方になります。
「雑俳」は「俳諧のスノッブ(世俗的)な形式の一種」であり、その読み方は「雑」が促音便化した「ざっぱい」であると決まっています。
「雑俳」の「雑」と「俳」の漢字の音読みだけからすれば「ざつはい」とも読めそうに感じますが、実際は「ざつはい」という読み方は読み間違えということになるのです。
「雑俳」の意味
「雑俳」の意味は、「本格的な形式に従っていない雑体の俳諧」を意味しています。
「雑俳」というのは、「俳諧を原点として生み出された前句付(まえくづけ)などの雑体の俳諧や文芸の形態」を指しているのです。
「雑俳」では、本格的な俳句と比べて「滑稽さ・おかしみ・洒脱・遊戯性」が重視されています。
「雑俳」の言葉の使い方や使われ方
「雑俳」の言葉の使い方・使われ方を示すため、この言葉を使った例文を以下で紹介します。
・『通俗的な俳諧の様式である雑俳で有名なのは前句付ですが、それ以外にも笠付や一字題、段々、源氏付などの様々な形式があります』
・『芸術としての俳句を極めるのは至難の道ですが、雑俳であれば誰でも気軽な言葉遊びとして参加することができます』
・『元々の雑俳は現代の懸賞と同じような仕組みで開催されていて、雑俳の懸賞は万句寄せと呼ばれていました』
まとめ
この記事では、「雑俳」の正しい読み方「ざっぱい」とその意味を紹介しましたがいかがでしたか?「雑俳」の読み方・意味・使い方を知りたいときは、この記事の内容を参考にしてみてください。