この記事では、「面皰」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「面皰」の正しい読み方は「にきび」と「めんほう」どちら
「面」という漢字は、訓読みでは「おも」や「つら」などと読み、音読みでは「めん」と読みます。
そして、「皰」という漢字は訓読みでは「にきび」や「もがさ」と読み、音読みでは「ほう」と読みます。
「面」と「皰」だから「めんほう」と読むのがしっくり来ると思われますが、「面皰」は「にきび」と読むのが正しいです(ただし、にきびの初期段階の状態などを指して「面皰」=「めんぽう」と読むケースもあります)。
いずれにせよ、「面皰」を「めんほう」と読む用法はありません。
「皰」だけでも「にきび」の意味を指しているのに何故と思われる方も多いと思います。
これは、漢字単体ではなく「面皰」という熟字単位で訓読みを当てた「熟字訓」と呼ばれる用法が使われているためです。
正しい読み方の結論
「面皰」は正しくは「にきび」、もしくは「めんぽう」と読みます。
「面皰」の意味
「面皰」とはいわゆる「ニキビ」のことであり、「尋常性挫創(じんじょうせいざそう)」や「尋常性挫創面皰(じんじょうせいざそうめんぽう)」とも呼ばれています。
「ニキビ」は毛穴の出口付近で皮脂が詰まり、ニキビ菌の増殖が原因で起こる症状であり、主に顔や胸、背中などに小さな丘疹や膿疱が生じます。
ちなみに、「ニキビ」にはいくつか段階があり、そのうちの初期の状態を「面皰(めんぽう)」と呼びます。
「面皰」の言葉の使い方や使われ方
・『思春期の頃は面皰がひどくて悩まされたものだ』
・『最近、ストレスのせいか面皰がすぐできるようになった』
まとめ
・「面皰」は正しくは「にきび」、もしくは「めんぽう」と読みます。
・「面皰」とはいわゆる「ニキビ」のことであり、「尋常性挫創(じんじょうせいざそう)」や「尋常性挫創面皰(じんじょうせいざそうめんぽう)」とも呼ばれています。