この記事では、「飢餓」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「飢餓」の正しい読み方
「飢餓」の正しい読み方は「きが」です。
「き・が」共に音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「飢餓」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「飢餓」は「うえが」「がき」などと間違って読まれることがあります。
「飢餓」について説明
「飢餓」とは、「食べ物がないために、栄養不足でやせ細り、健康が維持できない状態」という意味です。
ただお腹がすいているだけではなく、長期間にわたり食料不足が続いたため栄養失調になり、動けなくなるなど命の危険がある状態を表します。
筋肉・脂肪が衰えて手足がやせ細るのと同時に、タンパク質不足により腹水が溜まり、お腹がふくれる症状が特徴です。
「飢餓」は名詞として「飢餓になる・なった」「飢餓に苦しむ」「飢餓状態」などと使われます。
似た様な意味の言葉に「飢饉(ききん)」がありますが、こちらは「地域的・社会的に食料不足になる状態」という意味です。
「飢餓」は「人が栄養不足になる状態」という意味で、主体に違いがあります。
「飢餓」の言葉の由来
「飢餓」は漢字の意味から成り立つ熟語です。
「飢」は「う(える)」とも読み「食物が少なくてひもじい思いをする」「不作で食糧が乏しいこと」という意味、「餓死」も「う(える)」と読み、「食物が乏しく、空腹のためひどく苦しむ」という意味、「飢餓」で「食料が乏しく、空腹のためひどく苦しむこと」になります。
まとめ
今回は「飢餓」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。