この記事では、「養父」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「養父」の正しい読み方は「ようふ」と「ようお」どちら
「養父」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「養」の漢字の音読みは「ヨウ」で、訓読みは「やしな(う)」です。
また、「父」の漢字の音読みは「フ・ホ」で、訓読みは「ちち」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「ようふ」と読めることが分かります。
しかし、「父」の漢字に「お」との読みがないことから、「ようお」と読むことは出来ず、間違いではないかと推察されます。
さて、「養父」の正しい読み方は「ようふ」と「ようお」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「養父」の正しい読み方は「ようふ」で、「ようお」と読むのは先に推察した通り、間違いです。
「父」の漢字に似ていて、「お」との読みの漢字が思い浮かばず、なぜ「ようお」と読み間違えられるケースがあるのかは、分かりません。
ちなみに、「養父」の表記で「やぶ」と読む地名が兵庫県にあります。
「養父」の意味
「養父」とは、「本当の父親ではなく、養い育ててくれた義理の父のこと」を意味する言葉です。
「養父」の言葉の使い方や使われ方
・『彼の生みの父は幼い頃に亡くなられ、現在の父親は、お母さんが再婚された相手で、養父です』
・『今の彼があるのは、養父が愛情を注いで育ててくれたお蔭だそうです』
まとめ
「養父」の正しい読み方は「ようふ」で、「ようお」と読むのは間違いです。
また、この「養父」とは、「本当の父親ではなく、養い育ててくれた義理の父のこと」を意味する言葉です。