この記事では、「駿府城」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「駿府城」の正しい読み方は「すんぷじょう」
「駿府城」は「すんぷじょう」と読むのが正しい言葉です。
「駿府」を「すんぷ」と読み、「城」を「じょう」と読みます。
「駿府城」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「駿府城」の間違いやすい読み方は「しゅんぷじょう」です。
「駿」という漢字が「しゅん」とも読むことから上記のように読んでしまう可能性もありますが、誤りとなります。
また、「府」という漢字は通常「ぷ」ではなく「ふ」と読みますが、「駿府城」の場合は半濁音を使います。
このため、「すんふじょう」と読むのも誤読になりますので気をつけましょう。
「駿府城」について説明
「駿府城」は、現在の静岡県静岡市に実在していた平城のことを指します。
天正13年(1585年)に徳川家康が建設を開始し、浜松城から本城を移した城になります。
家康が豊臣秀吉の命によって関東へ国替えした後は拠点を江戸城に移しますが、将軍職を徳川秀忠に譲ったことに伴って慶長12年(1607年)に再び居館を駿府城に移し、亡くなるまでの10年間を過ごしました。
寛永12年(1635年)に火災によって天守閣をはじめ城の大半が焼失し、その後再建されず幕末及び明治を迎えます。
維新後、徳川慶喜の跡を継いだ家達が入城し静岡城に改称しましたが、その後廃藩となりました。
現在は石垣と堀の一部が残るほか、周辺は駿府城公園として整備されています。
まとめ
「駿府城」の正しい読み方は「すんぷじょう」です。
「しゅんぷじょう」や「すんふじょう」などとは読まないので注意が必要です。
「駿府城」が徳川家にとって重要な城だった点も覚えておきましょう。
ぜひ歴史にまつわる漢字の読み方を覚える参考にしてください。