この記事では、「高杯」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「高杯」の読み方は「たかはい」
仏具の「高杯」は「たかはい」と読みます。
また「たかつき」と読むこともあります。
「高杯」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「高杯(たかはい)」は、「高」の訓読み「たか」と「杯」の音読み「ハイ」を組み合わせた湯桶読みをしています。
しかし、この言葉を知らなければ「高」を音読み「コウ」や「杯」の訓読み「さかずき」を用いて「こうはい」「たかさかずき」などと読んでしまう可能性があります。
「高杯」について説明
「高杯」は仏具の一種です。
お供え物を盛るための皿に高い脚が付いており、仏壇に食べ物を備える時に使います。
仏飯器や茶湯器などと一緒に仏壇に供え、飲食(いんじき)供養を行います。
脚が長いのは仏様に対する敬意を示すためで、供養をする際は皿に紙を敷いてその上に菓子や果物などの食べ物を供えます。
「高杯」は字が表す通り「高さのある杯(さかずき)」ですが、「たかつき」とも呼ばれ「高月」と表記されることもあります。
「たかつき」とは、古代から食べ物を盛るために使われてきた高い脚の付いた「高坏(たかつき)」のことです。
「坏」は食べ物を盛るための器を意味する漢字で、「高杯」が「たかつき」と呼ばれるのは「高坏」に由来しています。
ただ、この仏具の名称には「高杯」「高坏」の両方の表記が用いられていますが、厳密には「高杯」と「高坏」は同じものではないともいわれています。
なお「高月」は「高坏」に同じ読み方の漢字を当てたものです。
まとめ
「高杯」は仏具の一種で「たかはい」または「たかつき」と読みます。
「こうはい」「たかさかずき」などと読むのは間違いです。