この記事では、「魂入れ」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「魂入れ」の正しい読み方
「魂入れ」の正しい読み方は「たましいいれ」です。
「たましい・いれ」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「魂入れ」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「魂入れ」は「こんいれ」「おにいれ」と間違って読まれることがあります。
「魂入れ」について説明
「魂入れ」とは、「新しい仏壇や、掛け軸、本尊、位牌に、魂を宿らせる儀式のこと」という意味です。
魂を宿らせることで、ただの仏壇や仏像などが神格化され、礼拝の対象となります。
「魂入れ」はその宗派の僧侶に読経してもらいます。
「魂入れ」の他に、「お性根入れ(おしょうねいれ)」「開眼供養(かいげんくよう)」「御霊入れ(みたまいれ)」などと言います。
また、「魂入れ」した仏壇や仏具などを処分する時には、「魂抜き」という儀式を行うことが必要となり、こちらも僧侶やお寺に頼んで読経してもらいます。
「魂入れ」の言葉の由来
「魂入れ」は漢字の意味から成り立つ語です。
「魂」は「人の生命をつかさどる精気」「心」「精神」という意味、「入れ」は動詞「入れる」の連用形が名詞化した言葉で、「外から中に移し置く」という意味、「魂入れ」で「人の生命をつかさどる精気を、仏具の中に移し置くこと」になります。
まとめ
今回は「魂入れ」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。