「鱗」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「鱗」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「鱗」の正しい読み方は「うろこ」「りん」
「鱗」の正しい読み方は「うろこ」と「りん」の2つです。
「鱗」は「鱗雲」【うろこぐも】「目から鱗」【めからうろこ】など「うろこ」と読むほか「鱗粉」【りんぷん】「魚鱗」【ぎょりん】など「りん」とも読みます。
「うろこ」と「りん」の2つが「鱗」の正しい読み方です。
「鱗」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「鱗」のよくある間違った読み方として挙がるのが「となり」「あわれ」です。
「となり」は「隣」と書き「あわれ」は「憐れ」と書きます。
どちらも「鱗」とつくりは同じですがへんがこざとへんとりっしんべんで異なります。
どちらの漢字も「りん」と読みますが「鱗」を「となり」や「あわれ」と読むのは間違いです。
「鱗」について説明
「鱗」とは、「魚類や爬虫類などの体表に見られる硬い小片」を指す言葉です。
魚や蛇などに見られる硬質化した皮膚組織の一種を指します。
通常の皮膚に比べて非常に硬く爪や骨のような丈夫があります。
硬さで体を保護する防具のような役割のほか、抵抗を抑えて動きやすくする効果もある重要な器官です。
食用にする場合は硬くて口当たりが悪く消化もできないので調理前に取り除きます。
あえて取り除かず火を通してパリパリとした食感を楽しむ松笠焼きと呼ばれる調理法もあります。
「鱗」の言葉の由来
元々は「いろこ」と呼ばれていましたが、時代が下るにつれ音が変化し「うろこ」になりました。
まとめ
「鱗」は比喩的な意味で小さなかけらを指す言葉としても用いられています。
よく似た漢字が多いので正しい読み方を覚えておきましょう。