この記事では、「鳥栖」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「鳥栖」の正しい読み方は「とす」と「とぐら」
「鳥栖」は「とす」あるいは「とぐら」と読む言葉です。
「鳥」は生き物の「鳥」や「鳥類の総称」を意味し、「栖」は「巣」や「ねぐら」「鳥の巣」「すみか」といった意味があります。
「鳥栖」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「鳥栖」の間違いやすい読み方は「とりす」や「とりぐら」、「ちょうす」や「ちょうぐら」などです。
「鳥」の字は「とり」や「ちょう」とも読むことから上記のように読みそうになるかもしれませんが、誤用とされています。
また、「栖」は「せい」や「さい」とも読みますが、「とせい」や「とさい」などとは読まないので注意しましょう。
「鳥栖」について説明
「とす」と読む「鳥栖」は「佐賀県の東部に位置する市の名称」のことを指します。
かつてこの地域に住む人々が鳥小屋を作り、飼育した鳥たちを朝廷に献上したことから「鳥屋の郷」や「鳥樔(巣)郷(とすごう)」などと呼ばれたことが地名の由来と考えられています。
「鳥栖」は古くから陸路の要所として知られ、現在はJR鹿児島本線と長崎本線との分岐点にあたります。
弥生時代の集落遺跡である「安永田遺跡」や、6世紀後半頃に造られたとされる「田代太田古墳」などで有名なほか、Jリーグチーム「サガン鳥栖」のホームタウンでもあります。
一方、「とぐら」と読む「鳥栖」は「鳥がとまる場所」「鳥が乗るところ」、または「鳥のねぐら」を意味します。
まとめ
「鳥栖」は「とす」もしくは「とぐら」と読む言葉です。
「鳥栖(とす)」は「佐賀県の市名」を指す点、「鳥栖(とぐら)」は「鳥のねぐら」を意味する点も覚えておきましょう。
ぜひ参考にして、漢字の正しい読み方を覚えていってください。