この記事では、「黄金」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「黄金」の正しい読み方は「こがね」と「おうごん」どちら
「黄金」には2つの読み方があります。
「こがね」と読む場合、「黄色い金属」という意味の漢語「黄金」を訓読した読み方で、「くろがね」「しろがね」「くがね」として使われていました。
「おうごん」と読む場合、「黄金」を音読みした読み方です。
音読みとは、中国から伝わった発音を元に使われている読み方です。
ただし、「金」は「かね」「こん」とよみますが、単独で「がね」「ごん」とは読みません。
日本語には「連濁(れんだく)」という読み方があり、2つの語が組み合わさって1つの語になる時、後に付く清音が濁音に変化することがあります。
その方が発音しやすいというのが理由で、「おうごん」も連濁になります。
正しい読み方の結論
「黄金」は、「こがね」「おうごん」どちらの読み方も使われます。
ただし、読み方により多少意味が違ってきます。
「黄金」の意味
「黄金」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「こがね」と読む場合、「鉱物としての金」「金貨」「金色に輝く色合いを表す言葉」という意味です。
「おうごん」と読む場合、「鉱物としての金」「金貨」「非常に価値があるもの」という意味です。
どちらも「金色に光り輝くもの」という意味ですが、派生した意味に違いがあらわれています。
「黄金」の言葉の使い方や使われ方
「黄金」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『黄金(こがね)色の稲穂が畑一面に揺れている』
・『黄金(おうごん)でできた王座が展示される』
・『彼はその素晴らしいピッチングから黄金の左腕と呼ばれている』
まとめ
今回は「黄金」の読み方について紹介しました。
「黄金」は「こがね」も「おうごん」も正しい読み方で、使われる意味により読み方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。