この記事では、「郁」の読み方を分かりやすく説明していきます。
おおざとに有で「郁」の読み方
「郁」は「いく」と読みます。
ただし、人の名前に使われることが多く、その場合は様々な読み方をされることになります。
例として「あや」、や「かおり」、「かおる」、また「くに」や「たかし」など、様々な読み方をされています。
また、単独ではなく「郁也(いくや)」など、他の漢字と組み合わせて名前として使うこともあります。
「郁」の意味や解説
「郁」には、「香気が盛んな様子」という意味があり、「香しい」という意味が含まれています。
また「郁」には、「文化水準が高いこと」を意味があります。
これらの意味は、かつて中国に存在した地域である、「彧」から来ていると言われています。
このように、「良い香りがする」、また「文化水準が高い」など、良い意味を持つ言葉のため、名前として使われることが多くなっていると考えることができます。
良い香りがすることから、容貌が良く、さらに文化水準が高いことから、頭が良い子供になるというような期待を込め、才色兼備な人となるよう「郁」という感じを名付けに使う人もいるようです。
「郁」の熟語での使い方や使われ方
・『馥郁』【ふくいく】
「良い香りが漂う様子」を意味する言葉になります。
・『郁々しい』【いくいくしい】
「文物の盛んな様子」を意味します。
・『郁郁青青』【いくいくせいせい】
「青々と生い茂り、良い香りを漂わせている様子」という意味があります。
水際に生えた、よろい草や、ふじばかまの様子を言い表した言葉になります。
「郁郁」は「香りが良い様子」、「青青」は「生い茂る様子」を意味するとされています。
まとめ
「郁」は、現代では、人の名前として使われることが多くなっています。
基本としては「いく」と読みますが、様々な読まれ方をしているため注意が必要ではないでしょうか。