この記事では、「厩」の読み方を分かりやすく説明していきます。
がんだれに既で「厩」の読み方
「厩」という漢字は訓読みでは「うまや」と読み、音読みでは「キュウ」や「ク」と読みます。
「厩」の意味や解説
「厩」には「うまや」という意味が含まれています。
「厩」という字の成り立ちですが、まず、屋根の象形に食器へ盛られたご馳走と手に木の杖を持つ象形を組み合わせ、「馬小屋」という意味を表す「廏/廐」が出来上がりました。
その後、「廏/廐」が変形し、「厩」となったのです。
したがって、「廏/廐」は「厩」の旧字体ということになります。
「厩(うまや)」は「馬小屋」を意味する言葉であり、「馬屋」とも表記されます。
「厩」の熟語での使い方や使われ方
・『厩戸皇子』【うまやどのおうじ】
聖徳太子のことを指す言葉です。
・『厩舎人』【うまやのとねり】
「摂関家や将軍家に仕えて馬の世話を担当した物」を意味する言葉です。
・『厩舎』【きゅうしゃ】
「馬や牛を飼う小屋」や「うまや」、「競馬において、馬主から競走馬を預かり、調教や管理をする場所」を意味する言葉です。
「厩」の地名での使われ方
・『内郷御厩町』【うちごうみまやまち】
福島県いわき市に所在する地名です。
・『大厩』【おおまや】
千葉県市原市に所在する地名です。
・『清見町夏厩』【きよみちょうなつまや】
岐阜県高山市に所在する地名です。
「厩」の名前での使われ方
・『厩』【うまや】
山形県に見られる日本の名字です。
・『厩橋』【まやはし/うまやばし/うまはし】
岡山県や埼玉県、神奈川県、広島県に見られる日本の名字です。
まとめ
「厩」は訓読みでは「うまや」と読み、音読みでは「キュウ」や「ク」と読む漢字でした。
そして、「厩」には「うまや」という意味が含まれています。