ぎょうにんべんに方で「彷」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

ぎょうにんべんに方で「彷」の読み方とは? 読み方

「彷」はあまり目にする機会がなく、読み方に迷いやすい漢字です。

「彷」はどのような読み方をすればよいのでしょうか。

この記事では、「彷」の読み方を分かりやすく説明していきます。

ぎょうにんべんに方で「彷」の読み方

ぎょうにんべんと方で構成される漢字の「彷」は、音読みで「ホウ」、訓読みで「さまよう」(彷う)と読みます。

「彷」の意味や解説

「彷」の主な意味は「あてもなくふらふらと歩き回ること」です。

漢字の成り立ちを見てみると、部首のぎょうにんべんは歩むこと、移動することに関連しており、「方」は向き、方向を表しています。

成り立ちを見ても、漢字の「彷」からは、一ヶ所にとどまらずどこかへ行こうとしている様子が伝わってきます。

また「なんとなく似ている」「ほのかに」という意味も持ち「確かではないが何かとは通じている」といった、はっきりしないニュアンスを持つ漢字となっています。

ちなみに訓読みでは「彷う」(さまよう)と読みますが「さまよう」「さ迷う」と表記さることもあります。

「さ迷う」は、目的を見失って戸惑うさまを表す「迷う」にその意味を強調する接頭語の「さ」を組み合わせた言葉で、はっきりした目的もなくその辺りをうろうろするさまを表しています。

「彷う」「さ迷う」に意味の違いはなく、「さまよう」という言葉を使う場合はどちらの表記をあてても問題はありません。

「彷」の熟語での使い方や使われ方

・『彷徨』【ほうこう】
あてもなくさまようこと、同じ場所を行ったり来たりするさまを表します。
「徨」「彷」と同じ意味を持ち、訓読みで「徨う」(さまよう)と読むことができます。
また「さまよう」「彷徨う」と漢字を当てることもありますが、「彷う」「徨う」と意味合いは変わりません。

・『彷彿』【ほうふつ】
思い浮かべる、思い出されることです。

あるものと似ているものを見たときに、そのものがおのずと思い出されるような状況で使われます。

・『彷徊』【ほうかい】
さまよって歩き回ることです。

意味は「彷徨」とほぼ同じですが、ただうろつき回るだけのような状況においては「彷徨」と使い分けて「彷徊」という表現も用いられます。

まとめ

漢字の「彷」は音読みで「ホウ」、訓読みで「さまよう」と読み「あてもなくふらふらと歩き回ること」「どことなく似ていること」などを意味します。

覚えておくと、いざという時に役立つでしょう。

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