この記事では、「芙」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに夫で「芙」の読み方
「芙」は音読みでは、「フ」と読みます。
また、訓読みで「はす」と読みます。
「芙」の意味や解説
「芙」とは、植物の「ハス(蓮)」や「フヨウ(芙蓉)」の意味があります。
「ハス」はハス科ハス属に分類されている水生の多年草です。
草丈は1m程あり、大型です。
7月から9月頃に、20から25弁花のピンクや白色の花を咲かせます。
花は早朝に咲き、昼には閉じてしまいます。
「ハス」は観賞用、食用、薬用に利用されています。
一方、「フヨウ」はアオイ科フヨウ属に属している落葉低木です。
中国が原産と言われています。
開花時期は7月から10月頃で、5弁花でピンクや白色の花が咲きます。
朝に咲いて、夕方にしぼむ「一日花」です。
花の径は10から15㎝くらいあります。
10月から11月頃に、球形の実がなり、中に多くの種子が入っています。
「ハス」の別名の「フヨウ」と区別するために、「モクフヨウ(木芙蓉)」と呼ばれることがあります。
「芙」の熟語での使い方や使われ方
・『芙蓉峰』【ふようほう】
富士山の雅称(がしょう)です。
・『芙蓉覆水』【ふようふくすい】
「芙蓉」はハスの花のことで、花が多く咲き乱れる様子を表しています。
・『太液芙蓉』【たいえきのふよう】
「芙蓉」はハスの花を指し、美人の顔をたとえた熟語です。
まとめ
「芙」は「くさかんむり」に「夫」と書きますが、「くさかんむり」は漢字の冠の一つで、漢字では「草冠」と表記します。
草花に関する意味を表しています。
また、「夫」は音読みで、「フ」、「フウ」、「ブ」、訓読みで「おっと」、「おとこ」、「それ」と読んで、「おっと」、「おとこ」などを表しています。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。