この記事では、「菖」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに昌で「菖」の読み方
「菖」は、音読みで「しょう」と読みます。
音読みでは「しょうぶ」と呼びます。
「菖」の意味や解説
「菖」は、「あやめ」という意味があります。
「あやめ」は、産地の草地や日当たりの良い草地に自生している植物で、どちらかと言えば、乾燥した場所を好むとされています。
紫色、まれに白色をした花を、5月上旬から中旬にかけて咲かすと言われています。
また「菖」には「はなしょうぶ」という意味があります。
「はなしょうぶ」も「あやめ」と呼ばれることがありますが、「はなしょうぶ」は湿地を好んで花を咲かせます。
青紫や紫、白色の花を咲かせることで知られています。
「菖」の熟語での使い方や使われ方
・『菖蒲』【しょうぶ】
「池や川などに生える多年草のこと」という意味があります。
また「菖蒲」のことを、かつえは「あやめ」と呼んだこともありました。
そのため「菖蒲」を「あやめ」と読んだ場合も、間違いとは言えません。
また「はなしょうぶ」と「菖蒲」をごっちゃにすることもありますが、厳密には「菖蒲」と「はなしょうぶ」は違う植物を指します。
・『菖蒲湯』【しょうぶゆ】
「邪気を払うために、菖蒲の根や葉を入れて沸かす風呂のこと」という意味があります。
5月5日の子供の節句に入る習わしがあり、現在でも「菖蒲湯」に入る家庭は多いのではないでしょうか。
・『花菖蒲』【はなしょうぶ】
「アヤメ科の多年草で、別名ハナアヤメのこと」を意味します。
「ノハナアヤメ」を園芸種にしたものを指します。
開花期には水分が必要ですが、どちらかと言えば、水はけのよい場所を好みます。
城やピンク、紫や青など、様々な色を咲かせることがあります。
まとめ
「菖」は「菖蒲」のことを指し、古くは「あやめ」を意味しました。
アヤメ科全体を指す言葉のため、はなしょうぶなどを含んだ言葉と覚えておくといいかもしれません。