くさかんむりに陰で「蔭」の読み方とは?簡単に解釈

くさかんむりに陰で「蔭」の読み方とは? 読み方

くさかんむりに陰と書く「蔭」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「蔭」の読み方と意味について解説します。

くさかんむりに陰で「蔭」の読み方

「蔭」の読み方は音読みでは「イン」「オン」、訓読みでは「かげ」「おお?う」「しげ?る」です。

「蔭」の意味や解説

「蔭」とは、「草木によって太陽の光が遮られてできる日の当たらない場所」を指す言葉です。

ものによって太陽の光が遮られた日の当たらない場所のことを「かげ」といい「影」もしくは「陰」と表します。

物体に光を遮られている暗い場所のうち木によって遮られてできる場所を指す言葉が「蔭」です。

木の幹や枝、葉や草など植物によってできるかげ全般を指す言葉で暑さをしのいだり休憩したりなど直射日光を回避できる場所として利用されます。

日光の要素をあまり含まない「草木に隠れて見えない場所」という意味でも使われる表現です。

木によって遮られる物理的な意味合い以外に草木の助けにより日の光を逃れられる様子から転じて「他人の力に助けられること」という意味もあります。

「蔭」の熟語での使い方や使われ方

・『日蔭』【ひかげ】
「日の光が当たらずかげになっている場所」を意味する言葉です。
一般的には「日陰」もしくは「日影」と表記しますが草木によってできるかげの場合はこのように記します。

・『蔭官』【いんかん】
「父祖のおかげで手に入れた官職」を意味します。
自分の実力ではなく父親や先祖の功績によって官職に就くことを表す言葉で、いわゆる七光りや親のコネにあたる意味合いの表現です。

・『蔭藹』【いんあい】
「草木が鬱蒼と生い茂り盛り上がっているさま」を指します。
草木が高く成長して全体的にこんもりしている様子を表します。

まとめ

「蔭」「陰」の意味が非常に近く混同しやすいので正しい意味と読み方を憶えておきましょう。

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