こざとへんに左月で「隋」の読み方とは?簡単に解釈

こざとへんに左月で「隋」の読み方とは? 読み方

この記事では、「隋」の読み方を分かりやすく説明していきます。

こざとへんに左月で「隋」の読み方

「隋」という漢字は音読みで「ズイ」「スイ」「タ」「ダ」「キ」と読み、訓読みでの用法はありません。

「隋」の意味や解説

「隋」には「中国王朝の名」としての意味が含まれています。

「随」は581年から618年のあいだ存在していた中国の王朝であり、西晋王朝の分裂から始まった魏晋南北朝時代の混乱を治め、約300年ぶりに中華を統一しました。

王朝名である「隋」は王朝を建てた高祖「楊堅」の北周時代の爵号「隋国公」に由来しています。

そして、「隋」は第2代皇帝「煬帝」の失政を機に滅び、中華の覇権は唐王朝が握ることになるのでした。

推古天皇の治世であった当時の日本(ヤマト政権)では、摂政の聖徳太子が「遣隋使」を派遣し、その文化を取り入れました。

600年(推古8年)から618年(推古26年)のあいだに3回から5回派遣されたと伝えられており、最初の遣隋大使として「小野妹子(おののいもこ)」が有名です。

「隋」の熟語での使い方や使われ方

・『遣隋使』【けんずいし】
「大和朝廷が隋王朝の技術や制度を学ぶために、同王朝へと派遣した朝貢使節」を意味する言葉です。

・『遣書』【ずいしょ】
「隋王朝時代の歴史が記された中国二十四史の一書」を意味する言葉です。

「隋」の名前での使われ方

・『石隋』【いしずい】
埼玉県に多く見られる日本の名字です。

・『澗隋』【かんずい】
埼玉県や大阪府に多く見られる日本の名字です。

・『権隋』【ごんずい】
埼玉県や北海道に多く見られる日本の名字です。

まとめ

「隋」という漢字は音読みで「ズイ」「スイ」「タ」「ダ」「キ」と読む漢字でした。

そして、「隋」には「中国王朝の名」としての意味が含まれています。

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