この記事では、「沁」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいへんに心で「沁」の読み方
沁は、音読みでしんと読む事が出来る漢字です。
訓読みではしやひたと読む事が出来ます。
「沁」の意味や解説
文字で表記されたものを目にすれば一目瞭然な事となりますが沁は、さんずいへんの隣に心の文字を組み合わせる事によって完成した言葉です。
そんな沁は、しみるや水がしみ込む、心にしみるにひたす等の意味を有しています。
画数は全部で7画であり、漢字検定においては1級レベルとなっていますが、残念ながら常用漢字からは外れてしまっているのです。
そのため日常生活の中で、この漢字を目にしたり駆使する場面というのは、決して多くはありません。
「沁」の熟語での使い方や使われ方
・『沁み入る』【しみいる】
「奥深くにまでしみ込む」や「心の底までしみ込む」という意味を所有する言葉として、利用されているのです。
・『沁み着く』【しみつく】
「においや色等が移りついてしまい、なかなか取れなくなってしまう事」とか「癖になり、簡単には抜け出せなくなる」といった意味の言葉として、使用されています。
・『沁み透る』【しみとおる】
「液体等が深く中までしみ込む」や「心の奥底まで深く感じる」といった意味の言葉として、この沁み透るは使われているのです。
まとめ
さんずいへんの横に心の文字を付け足す事で成立した沁は、音読みではしん、訓読みではしとひたと読む事が可能な漢字となっています。
更にしみるとか水がしみ込む、心にしみる等の意味を持っている漢字です。
ただし現在の常用漢字には含まれていないため、雑誌やテレビ等のメディア上では、ほとんど用いられていなかったりします。
お陰で普段の生活の場で、この漢字を見掛けたり、使う機会というのは決して多くはありません。