さんずいへんに慮と書く言葉には「濾」があります。
この記事では、「濾」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいへんに慮で「濾」の読み方
「濾」は音読みで「ろ」や「りょ」と読み、訓読みは「濾す」で「こす」と読みます。
「こす」は「漉す」と書くことが可能です。
「濾」の意味や解説
「濾」は液体を布や装置によって不純物や混じり物を取り除くことを示す言葉です。
このような行為は「濾す」と呼ばれており、こちらは実験から日常的な道具、人体の機能まで様々な場面で使われています。
水などの液体から不純物を取り除く行為は「濾過」と呼ばれており、こちらは一般的には「ろ過」を使います。
「濾過」されたお水は「濾過水」として安全に飲むことが可能になり、携帯式の「濾過器」はキャンプなどで便利です。
人間の体内にある腎臓は「濾過」によって身体に有害なものを分離し、尿として排出する役割を担っています。
「濾」の熟語での使い方や使われ方
・『濾過』【ろか】
「液体を布や装置、機能を用いて不純物や混じり物を取り除くこと」を表す言葉です。
「濾過」は工場や実験に使われる液体の生成から、お酒や料理の不純物を取り除く時、腎臓の機能によって有害物質を分離し尿として排泄するなど様々な場面で使われています。
・『濾紙』【ろし】
「濾過する時に使う紙」を表す言葉です。
こちらは紙状になっているものも示すことが可能であり、日常的なものとしてはコーヒーフィルターが有名です。
「濾紙」はこれ以外にも科学的な実験や研究の場面で使われる道具であり、小学校の実験でも使われています。
・『濾過器』【ろかき】
「液体を濾過する装置」を表す言葉であり、こちらは水道の蛇口に付けるタイプのものや、携帯式のものなどがあります。
まとめ
「濾」は主に「濾過」という言葉で使われる漢字であり、液体から不純物や混じり物を取り除くことを表す言葉です。