この記事では、「淋」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいへんに林で「淋」の読み方
「淋」の漢字の音読みは「リン」で、訓読みは「さび(しい)・りんびょう・したた(る)・そそ(ぐ)」です。
また、「淋」の漢字一字で、「そそぎ」と読ませる珍しい名字もあります。
この名字は、熊本県球磨郡球磨村が発祥とされ、熊本県を中心に450人の方が居られるとのことです。
この名字の由来は、訓読みにある「そそ(ぐ)」で、同じく訓読みにある「したた(る)」が示すように、水が滴り落ちる場所から取られたものです。
「淋」の意味や解説
「淋」の漢字は流れる「水」を意味するさんずいへんに、「林から構成されていますが、ここでは、「林」は「時間や空間を長くひとり占めすること」の意味で使われており、ここから「長く降り続く雨」を意味する「淋」の漢字が出来たとされています。
また、「淋」の漢字の意味としては、訓読みにある「さび(しい)」との意味や、「りんびょう」や「したた(る)」や「そそ(ぐ)」があります。
ちなみに、「さび(しい)」との読みの漢字には「寂しい」もあります。
「寂しい」の意味は「静寂な雰囲気」を表わすのに対して、「淋しい」の方は「涙が出るほど気持ちがさびしい時」に使われると言う違いがあります。
「淋」の熟語での使い方や使われ方
・『淋雨』【りんう】
「長雨のこと」を意味する熟語です。
・『淋菌』【りんきん】
「淋病を引き起こす病原菌のこと」を意味する熟語です。
・『淋巴』【リンパ】
「リンパ管の中にある透明な淡黄色の弱アルカリ性の液体のこと」を意味する熟語です。
難読熟語と言えますが、オランダ語の「lympha」に、この漢字を当てた、当て字です。
まとめ
「淋」の漢字の音読みは「リン」で、訓読みは「さび(しい)・りんびょう・したた(る)・そそ(ぐ)」です。
淋」の漢字の意味は、訓読みにある通りの意味です。