さんずいへんに殿で「澱」の読み方とは?簡単に解釈

さんずいへんに殿で「澱」の読み方とは? 読み方

さんずいへんに殿と書く「澱」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「澱」の読み方と意味について解説します。

さんずいへんに殿で「澱」の読み方

「澱」の読み方は音読みでは「デン」「テン」、訓読みでは「おり」「よど」「よど?む」です。

「澱」の意味や解説

「澱」とは、「液体の中にたまった不要な物」を意味する言葉です。

不純物の混じった液体を放置すると時間が経つにつれて夢中水よりも比重の重い不純物が容器の底にどんどん溜まっていきます。

液体に溶けることなく分離し容器の底にたまった不要なカスのことを「澱」といいます。

ぶどうの果汁を発酵させて作るワインはの皮や種などを取り除ききれず液体の中に含まれたまま瓶詰めされることがありますが、熟成後にワインボトルの底にたまった皮や種のカスがワインの「澱」です。

基本的には役に立たない不要なものに対して用いる表現であることから「きれいに取り除かれることなくたまった嫌なもの」という心のしこりや物事の嫌な部分を表す比喩としても使います。

「澱」の熟語での使い方や使われ方

・『沈澱』【ちんでん】
「液体の底に沈んでたまること」を意味します。

液体に混じった物質が容器の底に溜まる現象を表す言葉で、底に沈んでたまった物質のことを「沈殿物」【ちんでんぶつ】といいます。

「澱」とは異なり不要物だけではなく有用な物質も指す言葉です。

・『澱粉』【でんぷん】
「植物は光合成によって作り出す炭水化物の一種」のことです。

空気中の二酸化炭素を利用し光合成によって生み出す物質で炭素と酸素と水素によって構成されます。

主な成分はブドウ糖で植物が成長するエネルギーとして利用されます。

まとめ

「澱」は液体に混じる不要な物を指しますが、不純物混じりの汚れた液体を指す意味でも使います。

それぞれの意味と読み方を正しく理解しておきましょう。

読み方
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