しんにょうに解と書く「邂」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。
今回は、「邂」の読み方と意味について解説します。
しんにょうに解で「邂」の読み方
「邂」の読み方は音読みでは「カイ」、訓読みでは「あ?う」です。
「邂」の意味や解説
「邂」とは、「出会うこと」という意味を持つ言葉です。
出会いの中でも特に思いがけず人に会うことを表意味し、約束を取り付けて人に会ったり遭遇しそうな場所出会ったりするのではなく予想外の出会いを表す言葉です。
そのようなことが起きるかもしれないといった前ぶれや予兆がないまま思いがけず人に出会うことを指す言葉で、一般的には運命に導かれるような突然の出会いに対して用いられます。
偶然性を強調した表現であり本人の意思とは無関係な出会いであることを示しています。
「邂」の熟語での使い方や使われ方
・『邂逅』【かいこう】
「巡り合うこと」を意味します。
予期していたものではないたまたまの出会いを表す言葉で予定していた出会いは含みません。
一般的にはたまたまの出会いの中でも重大な意味を持つ出会いに対して用いられることが多く、後に結ばれることになるパートナーとの偶然の出会いや歴史を変える事になる人物との接触などに対して用いられます。
たまたま出会った機会がどのことのような意味を持つのかはその時点ではわかりません。
偶然の出会いが価値を持つものだったとわかるのは後になってからです。
偶然の運命的な出会いであるという扱いは後世から過去を振り返っての評価なので現在進行形ではなく過去を振り返る形でよく使われる表現です。
本来は偶然性を強調する表現なので出会いそのものの価値判断は含みませんが、どうでもいいような出会いに使うことはほとんどありません。
まとめ
「邂」は出会いの中でも特別なものを指す言葉なので意味を正しく理解して使いましょう。
