にんべんに利と書く「俐」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。
今回は、「俐」の読み方と意味について解説します。
にんべんに利で「俐」の読み方
「俐」の読み方は音読みでは「リ」、訓読みでは「かしこ?い」「さかし?い」です。
「俐」の意味や解説
「俐」とは、「頭がいいこと」を意味する言葉です。
頭の回転が速く働きが鋭いことを意味する言葉で頭脳の優秀さを表します。
知識の豊富さや経験の深さといった意味合いもありますが基本的な頭の働きが鋭いことを意味する言葉であり、物事の本質を見抜く洞察力やわずかな手がかりから真相にたどり着く推理力など頭が切れる様子に対して用いられる表現です。
頭がいいことを高く評価する言葉である一方、頭脳の優勝さが悪い方向に働いてる意味でも用いられます。
悪知恵が働いたりはかりごとを仕掛けたりといった悪賢しさを表す意味で使うことも多く、頭脳の優秀さは認めているものの優秀な頭脳が正しくない形で生かされているさまを表す言葉でもあります。
「俐」の熟語での使い方や使われ方
・『伶俐』【れいり】
「頭の回転が速く鋭いこと」を意味します。
事態に戸惑うことなくすぐに反応するようなキレがよく瞬発的な能力に優れる頭脳の優秀さを表します。
基本的には良い意味で使いますが「抜け目がない」「計算高い」「要領がいい」といったようなあまり良くないニュアンスを含んで使うこともある表現です。
・『百伶百利』【ひゃくれいひゃくり】
「人並み外れて賢く判断力や対応力に優れていること」を表します。
常人を大きく超えた優秀な頭脳を持つ人を指す言葉です。
まとめ
「俐」は頭の良さを表す言葉です。
使う機会の少ない言葉ですが難しい意味ではないので正しい読み方と意味をあわせて知っておきましょう。