にんべんに居と辛と書く「僻」は何と読みどんな意味を持つのでしょうか。
今回は、「僻」の読み方と意味について解説します。
にんべんに居と辛で「僻」の読み方
「僻」の読み方は音読みでは「ヘキ」「ヘイ」、訓読みでは「かたよ?る」「ひが?む」「ひめがき」です。
「僻」の意味や解説
「僻」とは、「中心から外れている」という意味を持つ言葉です。
物事の中核をなす部分や中心に当たる場所から外れているさまを表します。
都会ではない郊外や田舎など物理的に離れた場所という意味のほか、考え方や思想が主流ではなく外れたものであるという意味でも用いられる表現です。
正しいとされる中心的なものから外れているというニュアンスが強く、まっとうではないあるいはゆがんでいると言った普通ではない悪い状態を表す意味合いで使われます。
ひねくれや曲解など物事を真っ直ぐに受け取らずねじ曲げて解釈すると言う意味合いでも使われます。
「僻」の熟語での使い方や使われ方
・『僻地』【へきち】
「中央から外れた遠くの土地」を意味します。
開発が進み発展している中央の土地から離れた辺鄙な場所を指します。
中央に行くまでに長い時間と手間がかかるような外れにある土地を指す言葉であり、一般的には住む人がほとんどいないような発展の遅れた遠い土地を表すときに用いられる表現です。
都会ではないというニュアンスが強く発展が遅れていることを見下す失礼な言い方です。
・『僻村』【へきそん】
「中央から遠く離れた場所にある村」を意味します。
東京からの距離が物理的に離れていることに加え寂れていて活気がないという意味合いも含まれます。
まとめ
「僻」は多くの意味合いで使われる言葉です。
それぞれの読み方と意味を正しく理解し使い分けてください。
