にんべんに庸で「傭」の読み方とは?簡単に解釈

にんべんに庸で「傭」の読み方とは? 読み方

にんべんに庸と書く「傭」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「傭」の読み方と意味について解説します。

にんべんに庸で「傭」の読み方

「傭」の読み方は音読みでは「ヨウ」「チョウ」、訓読みでは「やと?う」です。

「傭」の意味や解説

「傭」とは、「金銭を支払い労力を提供してもらうこと」もしくは「対価と引き換えに労働力を提供すること」を意味する言葉です。

人をやとう、あるいは人にやとわれることを表す言葉で「雇」とほぼ同じ意味を持ちます。

労働力と対価の引き換えを強調する意味合いが強く、金銭で結ばれているビジネスライクな関係性を示す表現です。

必要に応じて集められ必要がなくなったら解雇される臨時雇用のようなやとわれ方に対して用いられる言葉であり、採用されたら定年まで勤め上げる終身雇用や金銭だけではない忠誠心に基づいて成立している雇用に対しては用いません。

「傭」の熟語での使い方や使われ方

・『傭兵』【ようへい】
「金銭などの対価によってやとわれて働く兵隊」を意味します。
兵役などによって国から招集される正規兵ではなく仕事として金銭を受け取り対価として働くプロの民間兵を指す言葉です。
現在では民間軍事会社など会社組織として仕事を請け負い兵器や兵力を提供する集団を指す言葉として使われていますが、個人で契約を結び金銭の対価として働く人も存在します。

・『傭役』【ようえき】
「金銭を支払い人をやとって使うこと」もしくは「やとわれて金銭の対価に労力を提供すること」を表します。
雇用関係によって成り立つ労役を表す言葉で奴隷として強制的に労働を強いられたり対価を受け取らずボランティアで働いたりするのではなく、ビジネスとして報酬と引き換えに労力を提供する関係性を表す言葉です。

まとめ

「傭」は常用漢字ではありませんが、さまざまな場面で使われる言葉なので正しい意味と読み方を知っておきましょう。

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