にんべんに放と書く「倣」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。
今回は、「倣」の読み方と意味について解説します。
にんべんに放で「倣」の読み方
「倣」の読み方は音読みでは「ホウ」「ボウ」、訓読みでは「なら?う」です。
「倣」の意味や解説
「倣」とは、「他の人のやったことと同じようにすること」を意味する言葉です。
「他人の動作に習って動いたり他人の行為をなぞるように真似したりといった他の人や物と同じようにするさまを指し、人の動きを見て再現したり絵や音楽などを同じように引き写したりなどある物事を手本にしてできる限り近づくよう真似して習う様子を表す言葉です。
そっくりそのまま同じように真似るのが理想ですが現実的に全く同じようにするのは簡単ではありません。
手本を目標に努力し後をなぞるように再現して同じなるようにする行為が「倣」の表す意味合いです。
真似して近づけるようにする行為を表しますがその目的はさまざまです。
お手本を真似する行為は何かを習うときの基本的なやり方であり上達の手段や練習として行われるケースはよくありますが、それ以外にも盗作や偽造など悪意をもって本物に近づけるという意味合いでも使われます。
手本を参考に同じようにするという基本的な意味は同じでも目的によって全く意味合いが変わる言葉です。
「倣」の熟語での使い方や使われ方
・『模倣』【もほう】
「ある物事にできる限り近づくよう真似ること」を意味する言葉です。
プロスポーツ選手の動きと同じように動いてみたり名画を真似して描いたり同じようなデザインで作品を作ったりなど、先例として存在するものに近づくよう真似ることを指します。
・『倣効』【ほうこう】
「効果や成果を見込んで近づくように真似すること」を表します。
参考にするものと同じような効果や成果が出ることを見込んで似せる行為を指す言葉です。
まとめ
「倣」は真似や再現など似せて近づける行為全般を意味する言葉です。
ネガティブな意味とポジティブな意味の両方で使われるので注意してください。