この記事では、「僮」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに童で「僮」の読み方
僮は、音読みでどうととう、と読む事が可能な言葉です。
訓読みでは、わらべやしもべ、おろと読めます。
「僮」の意味や解説
漢字表記を見れば直ぐに理解出来る様に僮は、にんべんの横に童の漢字を付け足す事によって成立している漢字です。
わらべやおろか者、しもべに召使いといった意味を所有する漢字として使われています。
そんな僮は、漢字検定では1級となっていますが、常用漢字には含まれていない漢字です。
お陰で僮という漢字自体は日常的に頻繁に使用されるものではないため、現代人にはそこまで馴染みのない漢字の1つであると言えます。
「僮」の熟語での使い方や使われ方
・『僮僕』【どうぼく】
「召使いの少年」や「男の子のしもべ」といった意味の言葉として使用されている言葉です。
ただし同じ意味でも僮僕ではなく、童僕と表記される事も多く見られる言葉となっています。
・『僮児』【どうじ】
「幼い子やわらべ」とか「修学する年齢の子供や召使いの少年」といった意味の言葉として利用可能です。
こちらも現在では、童児と表記される事が多です。
・『家僮』【かどう】
「家にいる召使い」や「下働きしている者」を指し示す言葉として、駆使されています。
まとめ
にんべんの横に童の漢字を付け加える事で完成した僮は、音読みでどうやとう、訓読みでしもべとかわらべ、おろと読む事が可能な漢字です。
子供やわらべ、おろか者とかしもべといった意味を持つ漢字として使用されています。
とはいえ僮は、現在では常用漢字外となっているのです。
そのため雑誌や新聞といったメディアでは、基本的に用いられていない漢字であり、日常的にも余り利用されないため、大半の人にとっては馴染みのある漢字とは言えません。