この記事では、「俗」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに谷で「俗」の読み方
「俗」の漢字の音読みは「ゾク」で、訓読みは常用漢字外の読みですが「なら(わし)・いや(しい)」です。
また、名前では「みち」や「よ」の読み方で使われることがあります。
「俗」の意味や解説
「俗」の漢字には、訓読みの「なら(わし)」にある「世間の習わしのこと」や、同じく訓読みの「いや(しい)」にある「 無風流で卑しいこと」の意味や、さらに「世間一般のこと」や「出家をしていない世間の人」等の意味があります。
「俗」の熟語での使い方や使われ方
上記の四つの意味に関連した二字熟語の代表としては、以下の熟語が挙げられます。
・『民俗』【みんぞく】
「古くから民間に伝承してきた風俗・習慣」を意味する熟語です。
・『俗悪』【ぞくあく】
「低級で下品なこと」を意味する熟語です。
・『俗語』【ぞくご】
「あらたまった場面では使われないような卑俗な言葉のこと」を意味する熟語です。
・『俗名』【ぞくみょう】
「仏門に入る前の名前のこと」や「僧が死者におくる戒名・法名に対する言葉で、生存中の名前のこと」を意味する熟語です。
また、四字熟語としても下記の例の様に使われています。
・『雅俗折衷』【かぞくせっちゅう】
「風雅なものと卑俗なものを交ぜ用いること」や「文語体と口語体を交ぜた文のこと」を意味する四字熟語です。
まとめ
「俗」の漢字の音読みは「ゾク」で、訓読みは常用漢字外の読みですが「なら(わし)・いや(しい)」です。
また、「俗」の漢字には、「世間の習わしのこと」や「 無風流で卑しいこと」や「世間一般のこと」や「出家をしていない世間の人」の意味があります。