のぎへんに周で「稠」の読み方とは?簡単に解釈

のぎへんに周で「稠」の読み方とは? 読み方

のぎへんに周と書く「稠」はどう読むのが正しく何を意味しているのでしょうか。

今回は、「稠」の読み方と意味について解説します。

のぎへんに周で「稠」の読み方

「稠」の読み方は音読みでは「チュウ」「チョウ」、訓読みでは「おおい」「しげる」「こい」です。

「稠」の意味や解説

「稠」とは、「密集して生い茂るさま」を意味する言葉です。

狭い範囲にたくさん集まっている様子を表す言葉で限られた土地に藪草がたくさん生えていたり狭いスペースにたくさんの人が密集していたりなど、適正な水準を超えて限られた所に多くの人や物が集まる様子を表す言葉です。

一般的には少し多い程度ではなく本来の目的に支障をきたすぐらい集まっている状態を指すときに用いられ、事故の危険があるほど人がごった返している場面や栄養不足になって生育に支障をきたすほど草木がびっしり生えている様子などを示す際に使います。

本来は狭い範囲に植物がたくさん生えている様子を表す言葉でしたが、隙間なくびっしりと生えている様子から転じて「人や物がぎゅうぎゅうづめに混み合っている」という植物に限定せず広い意味で使われます。

「稠」の熟語での使い方や使われ方

・『稠密』【ちゅうみつ】
「限られた場所に多くの人や物が集まっていること」を意味します。

狭い範囲に平均的な水準を超えて多くの人や物が集まり混雑している様子を表します。

人口密度が高いエリアや建物の密集地域などを指す時に使う表現です。

・『稠林』【ちゅうりん】
「木々が密集して生い茂る林」のことです。

ゆとりなくびっしりと木々が生えている森林を表す言葉で、切り倒しても次々に新しい木が成長して一向に密集状態が解消されないことから転じて「煩悩がしきりに湧き出てくること」という限りない煩悩の例えとしても使われる表現です。

まとめ

「稠」は日常ではあまり使わやい言葉ですが難しい意味ではないので読み方とあわせて憶えておきましょう。

読み方
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