やまいだれに豆と書く漢字には「痘」があります。
この記事では、「痘」の読み方を分かりやすく説明していきます。
やまいだれに豆で「痘」の読み方
「痘」は音読みで「とう」と読み、訓読みは「もがさ」と呼ばれます。
「痘」の意味や解説
「痘」は皮膚にできる症状であり、豆状の水ぶくれが発生するのが特徴です。
「痘」は感染症となるものも多く、水ぶくれとなった部分が破裂することによる飛沫感染や、部位に触れることで接触感染によって伝播するのが特徴です。
「痘」を発症する病気として最も有名なものには「天然痘」があり、こちらは全身の皮膚に症状が出るのが特徴です。
「天然痘」は「天然痘ウイルス」によって発症するものであり、致死率が非常に高いことで知られています。
この「天然痘」はジェンナーの研究により牛痘から作られた種痘が効果的であることが判明し、1980年には根絶したことが発表されました。
「天然痘」は医療用語では「痘瘡(そうとう)」という言葉が使われています。
「痘」の熟語での使い方や使われ方
・『天然痘』【てんねんとう】
「全身に豆状の水ぶくれのような症状が出る感染症」であり、ジェンナーの研究によって作られた種痘によって治療方法が確立され、根絶されたことが発表されました。
・『牛痘』【ぎゅうとう】
「牛が罹る痘瘡」であり、これを元にして作られた種痘は予防接種に使用されています。
・『水痘』【すいとう】
「痒みや皮膚に水ぶくれの症状が発生する発疹症」であり、こちらは子供が多く罹ることで有名です。
「水痘」は別名「水疱瘡(みずぼうそう)」として知られており、ウイルス性で強い感染力を持っているのが特徴です。
「水痘」は基本的に小さい年齢に罹ることが多いのですが、大人になってから罹るものは「帯状疱疹」と呼ばれています。
まとめ
「痘」は豆状の水ぶくれが発生する症状であり、最も有名なものには「天然痘」があります。