りっしんべんに感で「憾」の読み方とは?簡単に解釈

りっしんべんに感で「憾」の読み方とは? 読み方

りっしんべんに感と書く「憾」は何と読みどんな意味を持つのでしょうか。

今回は、「憾」の読み方と意味について解説します。

りっしんべんに感で「憾」の読み方

「憾」の読み方は音読みでは「カン」、訓読みでは「うらむ」です。

「憾」の意味や解説

「憾」とは、「相手に対する気持ちを強く持ち続けること」を意味する言葉です。

「感」は心の動きや内面の作用を表します。

りっしんべんは人の心を表し、りっしんべんに感と書くことで通常の心の作用をさらに超えた深い心の動きを表します。

人の心の動きにはさまざまな種類がありますがその中でも一番強いものが他人に対する暗い気持ちです。

時が経っても忘れないうらみやつらみなど心に残る強い気持ちを意味する言葉が「憾」で、ひどい仕打ちをした相手に対する不満や憎しみを意味する言葉で特定の相手に対しいつまでも抱き続ける根深い感情を指す言葉です。

その他にも自分自身に対し深く思う「残念」という意味もあります。

「憾」の熟語での使い方や使われ方

・『憾怨』【かんえん】
「ひどい仕打ちをしてきたものに対して抱く強い憎しみや憤り」を意味します。
相手に対して抱く強い憎しみの気持ちのことで気力や行動力の源になることもありますが決して前向きではない暗い感情です。
ひどい仕打ちに対して憤るだけではなく残念でがっかりしているというニュアンスが含まれ、相手の行為に対して失望すると同時にうらむ時に用いられる表現です。

・『憾悔』【かんかい】
「とても悔しくて心残りなこと」を意味します。
悔やんでも悔やみきれないくらい心残りで後悔していることを表します。
心にいつまでも残って消えない残念な気持ちを指す言葉です。

まとめ

「憾」はうらみや心残りなど前向きではないネガティブな感情を指す言葉です。

使い方は限られるので読み方と意味を正しく憶えておきましょう。

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