この記事では、「懈」の読み方を分かりやすく説明していきます。
りっしんべんに解で「懈」の読み方
「懈」という漢字は訓読みでは「懈(おこた)る」や「懈(だる)い」、「懈(なま)ける」、「懈(たゆ)げ」と読み、音読みでは「カイ」や「ケ」と読みます。
「懈」の意味や解説
「懈」には「おこたる」や「なまける」、「だるい」という意味が含まれています。
「懈」は心臓の象形である「りっしんべん」に刀と角を持つ牛、中が空になっている固い角の象形の「解」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「懈(だる)い」は「病気や疲れなどで、体を動かすのが億劫であること」や「かったるい」、「しまりがない」、「ゆるい」、「のろい」、「不十分である」という意味を表す言葉であり、「怠い」とも表記されます。
「懈(たゆ)げ」は「疲れでぐったりしている様」や「だるそうな様」という意味を表す言葉であり、「弛げ」とも表記されます。
そして、「懈(たゆ)い」は「疲れて力が出ない」、「だるい」、「気が利かない」、「心の働きが鈍い」という意味を表し、「弛い」とも表記される言葉です。
「懈」の熟語での使い方や使われ方
・『懈意』【かいい】
「怠けようとする心」を意味する言葉です。
・『懈倦』【かいけん】
「飽きて、やるべきことをやらないこと」を意味する言葉です。
・『懈慢』【かいまん】
「やるべきことをやらないこと」や「怠ること」を意味する言葉です。
・『懈?』【かいとく】
「怠って失敗してしまうこと」を意味する言葉です。
・『懈堕/懈惰』【かいだ】
「気持ちがゆるんで、やるべきことをやらないこと」や「怠けること」を意味する言葉です。
まとめ
「懈」は訓読みでは「懈(おこた)る」や「懈(だる)い」、「懈(なま)ける」、「懈(たゆ)げ」と読み、音読みでは「カイ」や「ケ」と読む漢字でした。