この記事では、「嗄」の読み方を分かりやすく説明していきます。
口へんに夏で「嗄」の読み方
嗄は音読みで、さやしゃ、わい等と読む事が可能な漢字です。
訓読みでは、かとしわがと読む事が出来ます。
「嗄」の意味や解説
文字表記を見れば直ぐに理解出来る事でしょうが嗄は、口へんに夏の漢字を付け足す事によって成立した漢字となっています。
そんな嗄には、声がかすれるとかしわがれる、かれるといった意味があります。
更に漢字検定では1級クラスとなっていますが、残念ながら現在では常用漢字には含まれてはいません。
お陰で普段の生活の中で、この嗄の漢字を使用したり、見掛ける機会というのは少なかったりするのです。
「嗄」の熟語での使い方や使われ方
・『嗄声』【させい】
「声帯に病変が存在するのが原因で音声が異常な状態になっている事」や「かすれ声とかしわがれ声」を表す言葉として、用いられています。
・『嗄れ嗄れ』【かれがれ】
「声がかすれる様子」とか「声が枯れて衰えてしまっている様」という意味を示す言葉として、使用されているのです。
・『嗄ればむ』【かればむ】
「声がしわがれた様になる」という意味を持つ言葉として、利用されています。
まとめ
口へんの横に夏の漢字を加える事によって完成した嗄は音読みで、さとかしゃ、訓読みで、かとかしわが、という読み方が可能な漢字です。
声がかれるやしわがれる、かすれるといった意味を持つ漢字として、この嗄は使われています。
とはいえ常用漢字外となっているため、雑誌や新聞、テレビといったメディア上では基本的に使用されていない漢字です。
そのため普段の生活の中で、嗄の漢字を利用するケースというのはかなり限定されており、声や喉の不調を表す際に、嗄れるという風に用いられるのを見掛ける程度だったりします。
だからこそ大抵の現代人にとっては、余り馴染みがない漢字の1つと言えるのです。