手へんに番と書く漢字には「播」があります。
この記事では、「播」の読み方を分かりやすく説明していきます。
手へんに番で「播」の読み方
「播」は音読みで「ばん」や「は」と読み、訓読みは「播く」で「まく」や「しく」と読みます。
「まく」は「蒔く」や「撒く」に書くことが可能です。
「播」の意味や解説
「播」は種をまくことを表す言葉であり、こちらは「播種(はしゅ)」という使い方をします。
「播種」には色々な種類があり、「散播(さんぱ)」や「点播(てんぱ)」、「条播(じょうは)」などが有名です。
「播」はこれ以外にも物体や情報が広く伝わることを表す時に使います。
情報や病気などが広く伝わることを表現する言葉には「伝播」があり、こちらは最近だとインターネットの情報や拡散に対して使うことも可能です。
また「播」は特定の場所にさすらうことや逃れることを表す時にも使います。
「播」の熟語での使い方や使われ方
・『播種』【はしゅ】
「植物の種をまくこと」です。
植物は種子から育ち人間にとって様々な恵みを与えてくれるものであり、農家は様々植物や野菜を育てて市場に売り出されます。
小さな種から大きな大木となるものも存在しており、果樹類は毎年美味しい果実を付けるものとして人気です。
・『伝播』【でんぱ】
「状態や情報が伝わり広がっていく様」を表す言葉です。
「伝播」は物理的な振動や地震から、情報や文化など抽象的なものに対して使うことも可能です。
・『播磨』【はりま】
「旧国名の1つであり、現在の兵庫県西南部周辺」を示す言葉です。
兵庫県南西部にある瀬戸内海には「播磨灘」という場所が存在します。
まとめ
「播」は種をまく行為を表す言葉であり、このように小さく広がることから状態や情報、文化が伝わって広がる様を表す時に使われるようになりました。