この記事では、「撥」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「撥」の正しい読み方は「はつ」と「は」どちら
撥の漢字を見た人の中には、はつと読む人もいれば、はと読む人もいるものです。
そのためどちらの読み方をすべきかで、迷う人がいますが、実の所、撥は、はつとはどちらの読み方も出来ます。
正しい読み方の結論
撥は、音読みの場合ははつにはち、ばち等と読む事が出来る漢字です。
訓読みの方では、はの他に、かかとかのぞ、おさといった読み方が可能となっています。
「撥」の意味
文字表記を見れば直ぐに理解出来る事でしょうが撥は、手へんの横に發の文字を付け足す事によって成立した漢字です。
そんな撥は、はねるやはね返す、治めるに整える、かかげる等といった意味を持っています。
「撥」の言葉の使い方や使われ方
・『挑撥』【ちょうはつ】
「相手を刺激する事によって争い事を引き起こそうとしたり、欲情や興味を起こす様に仕向ける事」といった意味を持つ言葉として使われているのです。
・『反撥』【はんぱつ】
「他者の言動等を受け入れる事なく否定する事」や「反抗して受け付けない事」、「下落していた相場が一転してはね上がる事」という意味を所有している言葉となっています。
・『撥乱』【はつらん】
「乱れてしまった世の中を治める事」という意味を持つ言葉として、この撥乱は使用されているのです。
まとめ
手へんの隣に發の文字を組み合わせる事で誕生した發の漢字を見て、はつと読む人もいれば、はと読んでしまう人もいるものです。
お陰でどちらの読み方が正しいのかで悩んでしまう人もいますが、音読みではつ、訓読みで、はと読む事が出来るので、どちらの読み方も正解となっています。
更に發は、はねるやはね上げる、治めるに正しくする、といった意味を有した漢字となっているのです。