この記事では、「攝」の読み方を分かりやすく説明していきます。
手へんに耳3つで「攝」の読み方
「攝」の漢字は、現在使われている漢字「摂」の旧字です。
一般的に旧字は使われることがありませんので、この記事では以降は新字の「摂」を使って説明します。
「摂」の漢字の音読みは「セツ・ショウ」で、訓読みは「と(る)・か(ねる)・か(わる)」です。
「摂」の意味や解説
「摂」の漢字には、訓読みにある「とる、取り入れる」や「かねる、代わって行う」や「ととのえる、おさめる」等の意味があります。
また、「摂津の国」と昔の地名やその略称の意味としても使われています。
ちなみに、「摂津の国」は、現在の大阪府の淀川以北の地域や大阪市域、及び兵庫県の尼崎市から神戸市、三田市等の地域を指す国の名称です。
「摂」の熟語での使い方や使われ方
・「摂」の漢字を「とる、取り入れる」の意味で使っている熟語:『摂取』【せっしゅ】
「取り入れて自分のものにすること」を意味する熟語で、栄養を摂取する等の表現でよく使われます。
・「摂」の漢字を「かねる、代わって行う」の意味で使っている熟語:『摂政』【せっしょう】
「君主に代わって政治を執り行うことや、その人」を意味する熟語です。
・「摂」の漢字を「ととのえる、おさめる」の意味で使っている熟語:『摂理』【せつり】
「全てのものを支配している法則」を意味する熟語です。
自然の摂理との言葉でよく目にする言葉です。
まとめ
「攝」の漢字は、現在使われている漢字「摂」の旧字です。
「攝/摂」の漢字の音読みは「セツ・ショウ」で、訓読みは「と(る)・か(ねる)・か(わる)」です。
また、「攝/摂」の漢字の意味としては、訓読みにある「とる、取り入れる」や「かねる、代わって行う」や「ととのえる、おさめる」等があります。