この記事では、「旋」の読み方を分かりやすく説明していきます。
方へんに定みたいな漢字で「旋」の読み方
「旋」の漢字の音読みは「セン」で、訓読みは常用漢字外の読みですが、「めぐ(る)」です。
この「旋」の漢字は方へんに「疋」が組み合わされた漢字です。
この「方」は吹き流しの象形であり、「疋」は足の象形です。
この組み合わせにより、吹き流しの布が、足の周りを巡ることを意味し、そこから「めぐる」ことを意味する「旋」という漢字が出来たとされています。
「旋」の意味や解説
「旋」の漢字は、訓読みにあるように「めぐること」を意味し、そこからもう少し分類すると、「ぐるぐる回ること」や「一回りして元に戻ること」や「あちこち回り歩くこと」の意味を持っています。
「旋」の熟語での使い方や使われ方
「旋」の漢字を「めぐること」を意味して使われている熟語としては下記があります。
・『旋回』【せんかい】
「円を描くようにして回ることや、飛行機や船が円を描くようにして方向転換すること」を意味する熟語です。
・『螺旋』【らせん】
「巻き貝の殻のようにぐるぐると巻いているもの」を指す言葉で、「螺旋階段」との言葉でよく知らています。
また、「旋」の漢字を「一回りして元に戻ること」を意味して使われている熟語としては下記があります。
・『凱旋』【がいせん】
「戦いに勝って帰ること」を意味する熟語で、これを祝福するために造られたパリの門の「凱旋門」が有名です。
さらに、「旋」の漢字を「あちこち回り歩くこと」の意味で使われている熟語には、下記があります。
・『斡旋』【あっせん】
「 間に入って双方をうまく取り持つこと」を意味する熟語です。
こうした熟語以外に「旋」の漢字を使った難読熟語には、『旋毛?(つむじ)?』や『旋風?(つむじかぜ)?』や『旋網?(まきあみ)?』等があります。
読みは難しいですが、いずれも「回ること」?に関連した熟語であることは理解できるでしょう。
まとめ
「旋」の漢字の音読みは「セン」で、訓読みは常用漢字外の読みですが、「めぐ(る)」です。
また、この漢字の意味は「巡ることや、回ること」です。