巨人・大鵬・卵焼きは昭和の子供が好きな三種の神器でした。
その名前に鵬使われている鵬とはどんな読み方をするのでしょうか。
この記事では、「鵬」の読み方を分かりやすく説明していきます。
鳥へんに月2つで「鵬」の読み方
名詞としてほう、ぼうと読みます。
漫画や小説ではおおとりやほうおうと読ませることもしばしばです。
正しい読み方の結論
現在ではほうと呼ぶことがほとんどでぼうと使われるのは故意に使う場合がほとんどだと言えるでしょう。
またおおとりと呼ぶ場合もありますが、こちらの場合は鳳、鳳凰が使われることが多く、単なる巨鳥ではなく朱雀や不死鳥などを指す傾向が強めになっています。
「大鵬」の意味
荘子に出てくる想像上の生物・鳥を指します。
その翼はなんと三千里で距離にして約12000キロメートルというものです。
一度に九万里も飛ぶことが可能だと言われています。
「鵬」の言葉の使い方や使われ方
・『鵬程』【ほうてい】
鵬の一度に飛ぶことのできる距離は9万里で35万キロメートルに相当。
地球は1周4万キロメートルですから約9周すできるということです。
つまりとてつもなく想像もできないほど、長い道のり、困難な道のりのことを指して鵬程と呼びます。
・『白鵬・大鵬』【はくほう・たいほう】
相撲の力士のしこ名としては人気のある文字として使われており、記述した横綱二名の他にも使われることが多いと言えるでしょう。
同じ中国の想像上の生き物竜・龍と同様に巨大さや強さの象徴を意味します。
・『鵬翼』【ほうよく】
巨大な翼を意味します。
猛禽類、なかでもコンドルの様な巨大な翼をもった鳥を指す場合と巨大な主翼を持った飛行機、なかでも重爆撃機などが空を飛んでいる様の比喩表現として使われることが多いといえるでしょう。
まとめ
鳥へんに月2つは天から来た鳥、巨大な鳥を指してほう、ぼう、おおとりと呼ばれます。
一般的なのはほうで、巨大な鳥や規格外の大きさを指していることが多いと言えるでしょう。
ぼうと読ませることは少なく、おおとりの読ませ方は漢字に鳳が使われることが多くなっています。
こちらの場合は鳳凰、朱雀、不死鳥などの場合に使われ、伝説の鳥でも差別化されている場合がほとんどです。