月へんに危と書く「脆」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。
今回は、「脆」の読み方と意味について解説します。
月へんに危で「脆」の読み方
「脆」の読み方は音読みだと「ゼイ」「セイ」、訓読みだと「もろ?い」「よわ?い」「やわ?らかい」「かる?い」です。
「脆」の意味や解説
「脆」とは、「一見丈夫で固そうに見えているのに実は堅牢ではなく壊れたり崩れたりしやすいこと」を意味する言葉です。
外から見るとしっかりしていてちょっとやそっとのことでは壊れたりしなさそうに思えるのに実際には十分な強さがなくわずかなきっかけで壊れたり崩れたりしてしまう強さがない状態を表します。
外から見た時に丈夫そうに思えるものに対して用いることが多く、外から見た時に明らかに弱そうに思えるものに対しては基本的に使いません。
現状では壊れたり崩れたりしやすい危うさを含むものに対して用いる表現です。
「脆」の熟語での使い方や使われ方
・『脆弱』【ぜいじゃく】
「もろくて弱いこと」を意味する言葉です。
ちょっとしたことですぐに壊れたり崩崩れたりするひ弱で頼りない状態を指します。
建物や地盤の強度など物理的な弱さのほか、コンピューターのセキュリティなど外部からの影響に対する弱さに対しても用いられる表現です。
・『脆化』【ぜいか】
「もともと強かったものが何らかの理由により強度が失われて弱り壊れやすくなってしまうこと」を指します。
強度が低下する変化を表す言葉でコンクリートが風化して崩れやすくなったり金属が経年劣化により破綻しやすくなったりなど時間をかけて徐々に強度が失われ弱くなった状態を意味します。
まとめ
「脆」には複数の読み方がありますが基本的な意味は共通しているので正しい意味と読み方を憶えておきましょう。