月へんに寸と書く「肘」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。
今回は、「肘」の読み方と意味について解説します。
月へんに寸で「肘」の読み方
「肘」の読み方は音読みでは「チュウ」、訓読みでは「ひじ」です。
「肘」の意味や解説
「肘」とは、「腕にある関節、特に関節の外側の部分」を指す言葉です。
人間の腕を曲げ伸ばしする関節のことで上腕と前腕を繋ぎます。
狭義では関節の外側に当たる固い部分のみを指しますが、一般的には組み合わさった骨や構造を動かす筋や腱など関節全体を指す言葉として使われています。
腕を曲げ伸ばしする重要な役割を持つ部位であり作業する時に手と物体の間合いを調節したり曲げてから伸ばすことで大きな力を生み出したりなど人間の腕と手と働きに大きな影響を及ぼしす重要な関節です。
外側は肉が薄くとても硬いことから武術では相手を打ちのめしたりする時に使います。
「肘」の熟語での使い方や使われ方
・『肘掛』【ひじかけ】
「椅子の横にある腕を乗せて休めるところ」を指す言葉です。
長距離列車の座席や航空機の座席などゆったりと座る椅子に取り付けられています。
座敷に座った時に肘をつくのに遣う脇息も肘掛の一種です。
・『肘鉄』【ひじてつ】
「肘で人を強く突くこと」を意味します。
「肘鉄砲」の略で一般的には人体の急所であるみぞおちや腹を肘で思い切り突く動作を指します。
基本的には後方に向けて肘を突き出す動作に対して用いられる表現で、前方を肘で攻撃する場合は「肘打ち」といいます。
・『肘当』【ひじあて】
「肘を保護するための防具」のことです。
スケートボードなど転倒しやすい競技で用いられます。
まとめ
「肘」はとても身近な言葉なので正確な読み方と意味を知っておきましょう。