月へんに空と書く漢字には「腔」があります。
この記事では、「腔」の読み方を分かりやすく説明していきます。
月へんに空で「腔」の読み方
「腔」は音読みで「くう」や「こう」と読み、訓読みは「から」や「からだ」と読みます。
「腔」の意味や解説
「腔」は体内が空になっていることを示す言葉です。
身体には色々な器官があり、特に空気が出入りする場所は空洞になっていることが多いのが特徴です。
この言葉を使った漢字には「口腔」がありこちらは基本的に「こうこう」と読みますが、医学用語としては「こうくう」という読み方がよく使われます。
また腹部の空孔を示す言葉には「腹腔」がありこちらは「ふくこう」と読みますが、「腹腔鏡手術」の場合は「ふくくう」と読みます。
「腹腔鏡手術」は最近になって増えてきた負担の少ない手術方法であり、お腹に開けた小さな穴からハサミや鉗子を入れて手術するのが特徴です。
「腔」の熟語での使い方や使われ方
・『口腔』【こうこう】
「口から喉の間にある空間」であり、歯や舌、唾液腺が存在します。
「口腔」は一般的に「こうくう」と呼ばれており、ケアすることで虫歯などを予防することが可能になります。
・『腹腔』【ふくこう】
「横隔膜より下の腹部の空間」を示す言葉です。
この部分を手術する方法としては「腹腔鏡手術」が有名であり、こちらの場合は「ふくくう」と読みます。
・『鼻腔』【びこう】
「鼻の穴の空間」を示す言葉であり、空気の通り道としての役割が存在します。
この部分には鼻毛が存在しており、空気の粉塵を吸着する機能があります。
まとめ
「腔」は体内の部分が空洞になっているところを示す言葉であり、医療用語としても多く使われます。