月へんに長と書く漢字には「脹」があります。
この記事では、「脹」の読み方を分かりやすく説明していきます。
月へんに長で「脹」の読み方
「脹」は音読みで「ちょう」と読み、訓読みは「脹れる」で「はれる」、「脹れる」で「ふくれる」、「脹よか」で「ふくよか」と読みます。
「脹」の意味や解説
「脹」は特定の部分がふくれることや皮膚がはれることを示す時に使う言葉です。
これ以外にも「脹」は人の体格がふくよかなことを示す時にも使います。
ふくらむことを示す熟語としては「膨張」がありますが、この言葉に使われている「膨」は「膨らむ」で「ふくらむ」、「膨れる」で「ふくれる」という読み方をします。
「脹」の熟語での使い方や使われ方
・『膨張』【ぼうちょう】
「ふくれあがる」ことを示す言葉であり、こちらは物理的なものから規模や数量に対して使うことも可能です。
「熱膨張」は熱によって体積が増大することを示す言葉です。
・『腫脹』【しゅちょう】
「腫瘍や炎症によって身体がはれ上がる」ことです。
「腫脹」には様々な種類があり、特にリンパ節腫脹は様々な病気によって発生することで有名です。
・『脹脛』【ふくらはぎ】
「脛(すね)の後ろ側にある筋肉」を示す言葉です。
こちらは筋肉のふくらみを示す言葉であり、別名ではこむらとも呼ばれています。
この部分が痙攣することは「こむら返り」として有名です。
まとめ
「脹」は特定の部分がふくれることや皮膚がはれることを示す時に使う言葉です。
ふくらむことを表す「膨脹」は「膨張」と書くことも可能であり、後者の方が一般的に使われます。
脛の後ろに存在し太ももの下にある部分は「脹脛」であり、急な運動や体調不良によって痙攣することもあります。