この記事では、「棍」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに昆で「棍」の読み方
「棍」の漢字の音読みは「コン」で、訓読みは「つえ・ぼう・わるもの」です。
ちなみに、この漢字のつくりの「昆」の音読みも「コン」で、訓読みは常用漢字外の読みですが「あに」です。
「昆虫」の熟語等で馴染みのある漢字です。
またさんずいに「昆」と書く「混」は、音読みが「コン」で、訓読みは「ま(じる)」です。
「混合」や「混雑」など、多くの熟語で使われています。
「棍」は馴染みのない漢字ですが、「昆」や「混」はよく使われる漢字です。
いずれも音読みが「コン」で、木へんや、さんずいが付いた漢字でも、ベースとなる漢字の音読みと同じであり、「棍」の漢字の読みが分からなくても、「コン」と推察することが可能と言えます。
「棍」の意味
「棍」は木へんの漢字ですが、樹木の種類を表す意味はありません。
漢字の持つ意味としては、訓読みにある木で作られた「つえ」や木の「ぼう」をの意味があります。
「つえ」や「ぼう」は木製であることから、木へんが使われているものです。
また、木とは直接関係ありませんが、同じく訓読みにある「わるもの」の意味もあります。
「棍」の熟語での使い方や使われ方
・『棍棒』【こんぼう】
「相当な長さのある木の棒切れ」や「木製の新体操で用いられる手具」を意味する熟語です。
・『棍徒』【こんと】
「ごろつき」や「ならず者」意味する熟語です。
・『双節棍』【ぬんちゃく】
「沖縄に伝わる武具で、短いカシの棒二本を、短い紐または鎖でつないだもの」を意味する熟語です。
まとめ
「棍」の漢字の音読みは「コン」で、訓読みは「つえ・ぼう・わるもの」です。
この漢字の持つ意味としては、訓読みの通りの「木の杖や、棒」及び「悪者や、ならず者」です。