この記事では、「榊」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに神で「榊」の読み方
「榊」は国字で音読みはありません。
訓読みで「さかき」と読みます。
「榊」の漢字の意味や解説
「榊(サカキ)」とは、サカキ科(モッコク科・ペンタフィラクス科)サカキ属に分類されている常緑低木や小高木のことを意味しています。
日本の本州南西地域、朝鮮半島、中国、台湾などに分布しています。
「榊」は神棚に祀ったり、神事に用いられています。
「榊」は寒さに弱いために、地域によっては、「?(ヒサカキ)」が代用されることもあります。
「榊」には「真榊(マサカキ)」、「本榊(ホンサカキ)」、「鋸葉榊(ノコギリバサカキ)」などの別名があります。
また、英語表記は「sakaki」になります。
「榊」の葉は緑色で、表面は滑らかで光沢があります。
単葉の互生で、縁は全縁です。
長さ7〜10㎝、幅2〜4㎝の楕円形をしています。
「榊」の花は6〜7月頃に咲きます。
5弁花の白色の花で、咲き進むにつれて、徐々に黄白色に変わっていきます。
そして、10〜12月頃に球形の実がなります。
熟していくと、赤紫色から黒色に変化していきます。
「榊」の地名や名前での使われ方
・『好間町榊小屋』【よしままちさかきごや】
福島県いわき市にある地名です。
・『榊山町』【さかきやまちょう】
高知県高岡郡四万十町にある地名です。
・『榊ノ浦郷』【さかきのうらごう】
長崎県南松浦郡新上五島町にある地名です。
まとめ
「榊」は「木へん」に「神」と書きますが、「木へん」は漢字の偏の一つで、樹木を表しています。
また、「神」は音読みで「シン」、「ジン」、訓読みで「かみ」、「かん」、「こう」、「たましい」と読んで、「かみ」、「天のかみ」、「たましい」などを表しています。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。